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次へ| 「これが日時計という名のぶどう畑」 モーゼル川を見下ろす急斜面の畑、これがヴェーレナー・ゾンネンウーアだ。 畑の中央部に「日時計」がこしらえてあって、畑の名前の由来になっている。 ドクター・ローゼン家ではこの畑をはじめ、 超１級の畑をモーゼル中流の各村に１３haを所有する。モーゼル地方の銘醸畑は 一様にモーゼル川を見下ろす南向きの急斜面のみ。 急斜面は太陽の恵みを前方の樹の日陰にならずに、後方の樹や地表にもたらしてくれる。 地面は岩盤が厚さ４〜5センチに剥がれて地表に露出している天然のスレートなのだが、 このスレートも暖められて夜間・早朝の冷え込みからぶどうを守ってくれるのだ。 ドクター・ローゼン家では、徹底した枝の剪定を施し、 1本の樹からわずかに6〜8房のぶどうしか収穫しない。 これが高密度・高糖度のぶどうを収穫するため、 高品質のワインを造りだすための高い代償なのだ。（写真は2001年10月20日の収穫風景） |
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