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ベルンハルト・フーバー氏とは モーゼルワイン「ぶどうの木のオーナー」 ベルンハルト・フーバー醸造所
ベルンハルト・フーバー(1) バーデン地方(1) ゲオルク・ブロイヤー醸造所
ベルンハルト・フーバー(2) バーデン地方(2)
ベルンハルト・フーバー(3) ドクター・ローゼン家(3)
ベルンハルト・フーバー(4) ドクター・ローゼン家(4)


ベンルハルト・フーバー醸造所

 「バーデン地方ブライスガウ区域の、いま売り出し中の花形ぶどう園」と評したのがワイン評論家のヒュー・ジョンソン氏。(ポケット・ワインブック/ハヤカワ書房)
ドイツのワイン生産地帯でEUの気候区分が唯一Bゾーンに認定されているのが、バーデン地方。
 バーデンでのぶどう作りは、ブルゴーニュを開発したシトー派の修道院でした。つまりブルゴーニュ系のぶどう生産が盛んな地域でもあります。とりわけこの醸造所が位置する「マルターディンゲン村」は、古来赤ワインの生産で名を馳せ、「赤ワインといえばマルターディンガー!」という言葉が残る、歴史的にみても赤ワインの銘醸の地でもありました。
 
 1988年父親・ヘルムート氏からぶどう園を受け継いだベルンハルトは、協同組合を脱退しました。収穫したぶどうをワイン生産組合に売り渡すのではなく、自らの手でワインを「生産」、「瓶詰め」、「販売」という道を選びました。古(いにしえ)の赤ワイン、「マルターディンガー」の復活の狼煙を上げたのです。

 徹底したぶどう畑の管理、容赦のない収量抑制、きびしいぶどう選別、考え抜いた醸造、新しい技術の導入。ついに彼は、「1995年シュペートブルグンダー・レゼルヴェ」で、大成功を収めます。権威あるドイツワイン誌、ゴー・ミヨの「ドイッチャー・ヴァインガイド」で赤ワインの部でトップの座を手に入れたのです。また、世界ピノ・ノワール・コンテストでも、好成績を収め、かのロマネ・コンティより上位に入賞したことは、ベルンハルトの自信につながりました。

 1999年から2000年にかけ、醸造・貯蔵のため醸造所の拡張をはかり、ブルゴーニュで用いられる木製タンクを一部導入しました。また隣村のヘックリンゲン村の古城にある日当たりの良い傾斜畑も手に入れるなど、ピノ・ノワールの植え付けを拡大しています。
 ぶどう畑もスゴいの一言。隣の畑は収穫を終えて葉が赤茶色に染まっていましたが、彼の畑のぶどうの葉は青々していて、まだぶどうがぶら下がっています。夏場の容赦ない剪定作業は、ぶどうの木の健康を保ち、最高のポテンシャルを引き出すためなのです。ぶどう畑の徹底した手入れは、長いハンギング期間を可能にしてくれるのです。

 糖度が充分にのったところでいっせいに収穫するので、収穫チーム、醸造チームとも気の休まる時間がありません。ベルンハルトは秋の収穫時には、ほとんど不眠不休で働きます。収穫を決定するのは当日の朝なのです。夜明けとともに畑に出向き、ぶどうの状態や当日・翌日の天候を確認して「今朝はこの区画を収穫しろ。午後からはあそこの区画だ!」と絶妙のタイミングをはかっての収穫を指示します。

 バーデンはドイツきっての美食の地でもあります。温暖な気候と温泉などのリゾートはヨーロッパ各地から観光客を集め、レストランもその腕前を競い合っていますが、そのワインリストにベルンハルト・フーバーのワインを積極的に取り入れています。(品薄でなかなか揃わないのですが……)
 さらにバーデンのみならず、ベルリン、フランクフルト、ミュンヘンの高級デパートやワインショップで品揃えされています。(ドイツ北東端のベルリンのKaDeWeというドイツきってのデパートのワイン売り場で、ドイツ南西端で生産された彼のワインを見つけたことは印象的でした。)

 1990年、2002年そして2003年と過去3回にわたり来日したベルンハルトは、当店にも立ち寄ってくれました。2001年秋には当店店主が、ぶどうの収穫に参加し、醸造所のすべてを見学してきました。個人的にも交友があります。

独・バーデン地方ベルンハルト・フーバー醸造所
2001年シュペートブルグンダー「レゼルヴェ」赤・750ml 11,550円
2000年シュペートブルグンダー「アルテレーベン」赤・750ml 7,875円
2001年マルターディンガー・ビーネンベルク・シュペートブルグンダー 赤・750ml 5,250円
2002年シュペートブルグンダー「ユンゲレーベン」赤・750ml 3,780円

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