|
|
ゲオルグ・ブロイヤー醸造所 |
|||
ワイン商だったブロイヤー家が、ワインの元詰めを始めたのは1970年代でした。ドイツの伝統的ワイン産地に位置する醸造所にしては、歴史はとても浅いのは明白です。 しかし、所有する畑は超一級で、ワインも驚愕の代物です。スレート土壌がほとんどで、主力ぶどうはもちろんリースリングです。収量を落とし畑のポテンシャルを充分に引き出したワインは、コクがあり、肉厚で、他の醸造所のリースリングとは全く異なるイメージを与えます。また、辛口ワインを得意とし、世界的に評価の高い醸造所です。 もともとシトー派の修道院がひらいたぶどうの産地・ラインガウに、ブルゴーニュからピノ・ノワールが持ち込まれ、その歴史は1000年に近いのです。隣村・アスマンズハウゼンの畑は、ピノ・ノワールで有名ですが、スレート土壌です。ブロイヤー家が所有するシュロスベルク畑の一部分には石灰質土壌が帯状に横切っているので、こちらのほうに優位性を感じさせます。1994年がピノ・ノワール(フランスのクローン)の初ヴィンテージなのですが、その実力が評価されはじめたのは、2002年からでしょう。 地球温暖化はドイツ、とりわけラインガウのピノ・ノワールに好結果をもたらしているかもしれませんが、ブルゴーニュと同じ低温浸漬による「かもし発酵」が濃い色と、華やかな香りを生み出したのです。
|
|||
ゲオルグ・ブロイヤー醸造所 2000年シュペートブルグンダー“B”赤・750ml 7,560円 2002年シュペートブルグンダー 赤・750ml 4,200円 2003年シュペートブルグンダー“ルージュ”赤・750ml 2,940円 2002年リースリング/ラウエンタール・エステイト・QbA 白・750ml 3,675円 |
|